作品 CBCテレビ開局60周年記念番組 伊勢神宮・命あふるる神々の森 五十鈴川を行く(予告編)

CBCテレビ開局60周年記念番組 伊勢神宮・命あふるる神々の森 五十鈴川を行く / 株式会社CBCテレビ

あらすじ・解説
■制作意図
CBCテレビが、地元の知られざる価値や魅力を発見し、伝えることを企図して制作。
伊勢神宮を流れる五十鈴川の流域、宮域林は普段は人の立ち入れない神聖な場所。そこにはどのような光景が広がるのか。私たちは神宮と交渉を重ね、カメラが容易には入れない神域を1年間に亘り撮影、神宮の営みの下、守られてきた稀少な自然を記録する事となった。
その貴重な撮影を4K制作の挑戦の場とした。そこで、夜間の神事から、水中、生物の接写、鳥たちの望遠映像、ドローン使用の空撮と、荘厳な光景から微細な生命まで多様な被写体に合わせて8種類の4Kカメラを使用し、古来の営みを続ける神宮の自然生態を記録。編集では、多種カメラの特性を調整しながらHDR規格とし、加えて5.1サラウンド音声で、神宮林の深い陰影をより忠実に表現。五十鈴川を流れる水の循環が生み出す自然の姿を、きめ細やかに届けるとともに、後世への記録としても意義ある作品となるよう制作した。
語り人は、地元三重県の女子高校生をオーディションで起用。郷土への思いを抱く人。そして、神宮の「常若」の精神を踏まえての若者の選出。生きるもののひたむきさや健気さ、神秘性を身近に感じてもらえる様、彼らを見守る水の神様の視点で構成した。
五十鈴川の水の巡りは「水の惑星・地球」の自然循環の縮図。その流域に暮らす様々な生命の息吹を4Kで体感していただきたい。
■作品内容
伊勢神宮を流れる五十鈴川は、禊が行われる聖なる川。その流域に広がる宮域林は、人が自由に立ち入ることのできない神域ゆえに古来の生態が現存している。番組は、一年に亘り川を遡りながら宮域林の自然を撮影、水源を目指す。水中を舞う数々の魚や幼生、木々に歌う鳥や昆虫、そして草花の芽吹き、色づきなど、その多くは日本固有種や絶滅危惧種。神域という特別な環境が稀少な生態を息づかせていた。しかし時に五十鈴川も牙を剥く。荒れ狂う水の猛威が生き物たちの生活を脅かす。それでもまた、彼らはこの水辺に新たな棲家を作り、子を育て命を紡いでゆく。
やがて、辿り着いた水源地の岩をつたう細い水流にも、生命が育まれていた。
宮域林に雨が降り、雫は五十鈴川となる。海に辿り着いた水は太陽に煽られ雲と化す。五十鈴川の水の巡りが神宮の営みとともに作り上げた古来の光景を伝えるネイチャードキュメンタリー。CBCテレビ開局60周年記念番組。

監督
増田達彦

出演者
語り:田中日菜(三重県立津東高校)
ナレーション:小川健太(CBCアナウンサー)

スタッフ
プロデューサー・撮影:佐藤浩二
演出・撮影:増田達彦
AD:藤川恭平
4Kオンライン編集:浅野加奈
HDRアドバイザー:長谷川伸
サウンドデザイン:斉藤 元
作曲:原田裕貴
技術協力:CBCクリエイション

4K徳島国際映画祭2017
大賞作品

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